北海道の夏は、かつてはエアコンなしでも過ごせるほど涼しかったですが、近年は真夏日や猛暑日を記録することもあり、エアコンの普及率が上昇しています。
北海道の冬は非常に寒くなるため、通常のエアコンでは暖房能力が不足する可能性があり、寒冷地仕様エアコンの使用が推奨されています。
寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンの違いって?
この記事では、北海道でエアコンは必要か?エアコンが普及している理由と、寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンの違い、エアコンの選び方、そして電気代について解説します。
記事後半では、おすすめの機種の紹介もしています。
北海道でエアコンは必要?
北海道は冬は非常に寒く、夏は比較的涼しいイメージがありますが、最近は夏場の気温が上昇し、猛暑日や熱帯夜の日数が増えています。
気温の上昇や異常気象の増加に伴い、北海道でもエアコンの需要が高まっていると言えます。
2023年8月23日の札幌の最高気温は36.3℃と観測史上最も高い値となっています。
寝苦しいですよね…
特に夏は熱中症のリスクが高く、エアコンの設置が健康を守る上で重要です。
高齢者は体力の低下や地域社会との接触が減り、室内で過ごす時間が長いこともあり、健康維持のためにエアコンの設置を考える家庭が増えています。
また、子どもたちの健康保護の観点からも、学校や施設でのエアコンを設置する動きも活発になり、需要が高まっています。
寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンの違い
寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンは、主に暖房能力と室外機の性能に違いがあります。
寒冷地仕様エアコンの特徴
- 外気温が低くても暖房能力が落ちない
- 霜取り機能が強化されている
- 室外機にヒーターが搭載されている
寒冷地仕様エアコンは、外気温が-25℃以下でも暖房能力を維持できるよう設計されています。
また、霜取り機能が強化されているため、室外機が凍結するのを防ぎます。
普通のエアコンの特徴
- 外気温が低いと暖房能力が低下する
- 霜取り機能が弱い
- 室外機にヒーターが搭載されていない
普通のエアコンは、外気温が5℃以下になると暖房能力が低下します。
また、霜取り機能が弱いため、室外機が凍結する可能性があります。
北海道では、寒冷地エアコンのほうがよさげですね!
寒冷地仕様エアコンのメリット・デメリット
次に、寒冷地仕様エアコンのメリット・デメリットについても、お伝えしていきますね。
寒冷地仕様エアコンのデメリット
- 普通のエアコンよりも価格が高い
- 室外機が大きく、設置スペースを考慮する必要がある
寒冷地仕様エアコンのメリット
- 冬でも快適に暖房を使用できる
- 電気代を抑えられる
- 部屋が結露になりにくい
- モーターが凍って止まる不具合が少ない
寒冷地仕様エアコンの選び方
寒冷地仕様エアコンを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 暖房能力
- 霜取り機能
- 室外機のヒーター
暖房能力は、設置する部屋の広さに合わせて選びましょう。
霜取り機能は、寒冷地仕様の中でも強化されたモデルを選ぶと安心です。
室外機のヒーターは、寒冷地では必須の機能です。
エアコンの電気代について
エアコンを選ぶ際、電気代は重要なポイントです。
寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンの電気代について見てみましょう。
寒冷地仕様エアコンと普通のエアコンでは、構造や機能に違いがあり、それらが電気代にも影響を与えます。
寒冷地仕様エアコンは、寒さの厳しい地域での使用に特化しており、低温下でも効率的に暖房を行えるように設計されています。
暖房能力が高く省エネ性に優れているため、電気代を抑えつつ快適な室温を保つことができます。
北海道のような寒い地域でも効果的な暖房が可能で、長時間稼働させても電気代の負担が少なく抑えられるというメリットがあります。
一方、通常のエアコンは暖房機能に特化していないため、暖房効果を得るためには長い時間の稼働が必要で、結果として電気代が増加することがあります。
北海道のような寒冷地では、効率的で暖房性能の高い寒冷地向けエアコンを選ぶことで、電気代を節約できます。
冬場の暖房費用を節約したい方には、省エネ性能の高い寒冷地仕様エアコンの導入をお勧めします。
我が家は、2023年10月に寒冷地エアコンを購入しました。
実際に使って電気代がどう変化したかについて記事を追加していきたいと思います。
おすすめの寒冷地仕様エアコン
寒冷地向けエアコンは、厳しい冬の寒さにも対応できるように設計されており、各メーカーから、それぞれ特徴ある製品が発売されています。
中でも、高い暖房能力や省エネ機能を搭載した高性能のモデルが人気を集めています。
三菱電機の寒冷地仕様エアコン
- 快適さと省エネに優れている
- ムーブアイと呼ばれるセンサー機能を搭載し、部屋の温度を自動で調整
- 人を検知する機能により、室内の温度ムラを解消
- フィルター自動掃除機能やナノダイヤコーティングなど、清潔機能も充実
室外機に霜取りヒーターを搭載し、寒冷地でも安定した暖房能力を発揮するズバ暖霧ヶ峰のZDシリーズが人気。
>>ズバ暖霧ヶ峰MSZ-ZD5624Sの口コミレビューはこちらからチェックできます。
パナソニックの寒冷地仕様エアコン
- ナノイーX搭載で空気中の有害物質を抑制
- 独自の換気システムで、外気を取り込みながら換気
- フィルターのお掃除が自動で簡単
高性能な冷暖房を実現するハイグレードモデルのエオリアUXシリーズが人気です。
日立の寒冷地仕様エアコン
- エネチャージ機能で霜取り中に暖房を止めない省エネ設計
- nanoe搭載で空気が清潔・快適
- 霜取り時間を短縮する「ヒートブースト制御」搭載
- 人の動きに合わせて風向を調整する「くつろぎ暖房」機能も便利
低温下でも高い暖房性能を発揮する白くまくんのプレミアムXシリーズが人気です。
富士通の寒冷地仕様エアコン
- 室外機に防雪フードを標準搭載。
- 独自の「ノクリアX」フィルターで、PM2.5や花粉などの微小粒子を除去
- エアコンの周囲だけでなく床・天井・窓などの温度を把握し省エネ運転を実現
人気機種は、しっかり暖かく省エネ暖房ができるハイグレードモデルのゴク暖Nocria ZNシリーズ。
ダイキンの寒冷地仕様エアコン
- 独自のストリーマ技術で、カビやウイルス抑制効果がある
- 「AI運転」機能を搭載し、室内の温度や湿度、外気温などを考慮して最適な運転モードを自動で選択
- 省エネ性能と快適性を両立
人気機種は、高性能な暖房強化プレミアムモデルのスゴ暖 DXシリーズ。
北海道でエアコンは必要?寒冷地仕様と普通のエアコンの違い、選び方とおすすめ機種についても まとめ
北海道でエアコンを選ぶ際には、夏場の暑さ対策だけでなく、冬場の厳しい寒さにも対応できる寒冷地仕様エアコンを選ぶことをおすすめします。
寒冷地仕様エアコンを選ぶ際には、メーカーや暖房機能の性能、設置場所などを考慮した選択が重要です。
適切なエアコンを選ぶことで、一年中快適な室内環境を保つことができます。
エアコンのある暮らしで、快適な毎日を手に入れましょう。